生活を整えるシリーズ第2弾。
前回、家計簿アプリ「MoneyForward」で我が家の収支を改めて確認してみたところ。
二人暮らしで食費が月10万円だと!?
この恐ろしい事実に対し、我々がどう立ち向かっていったのか。
まず、どうしてこんなに食費が高いのかおさらい。
うーん、分かりやすく怠け者な食生活だぜ!(泣)
OK,お前らまとめてかかって来い!
食費をゴリゴリ削ってやるぜ!
朝食用のパン
よーし、まずはお前か(よく分からないノリになってきた)。
つい仕事帰りにパン屋に寄ってしまうので、パン代もチリも積もればバカにならない、という話。
スーパーの添加物もりもり食パンは買いたくない、なんてムダなこだわりが原因です。
朝食にパンを食べるのをやめる?
まず、こんなことを考えました。
じゃあご飯(お米)にする?
でも、パンはパンだけでも良いけど(ジャムorバターは必須として)、ご飯はご飯だけってわけにはいかないよねー。おかず一品または味噌汁は必ず必要。
味噌汁を毎朝作るのも大変だけど、健康には良さそうだし、この機会に習慣化してみる?
ただ、今回の「食費の削減」という目的には合致しません。
いったん保留。
次に考えたのは、
市販の食パンを受け入れる?
「何日経ってもカビない、不自然な白さがイヤ」という、ある種思い込みのような、言いがかりのようなことを言うのはやめて、一度受け入れてみたらどうだろう。
これまでの人生で一度も市販の食パンを食べたことがない、なんてわけもなく、食べれば別にまずいとも思いません。
多少パサパサしてるな~、とは思うけど。
実家では、「朝食は絶対に『超熟』の4枚切」というこだわりがあり(笑)、泊まりに行った時に食べますが、普通に美味しいですよね。確かに、特に『超熟』は美味しい気がする。
(自分の体形を脇に置いて、「太るから4枚切はやめなよ~」とか偉そうに家族には言ってますが。)
実際に、スーパーで特価販売されている食パンを何度か買って試してみました。
確かに食費は軽減できます。
だけど、何かが違う気がする。
「妥協」や「我慢」で生活費を削るのは悪手じゃないのか。
まずは、満足度を落とさずに削れるムダをそぐ方法を模索すべきじゃないのか。
その方が結局は長続きして、トータルの節約につながりやすくなるはず。
そこで私は思い出した
この現代社会には、ホームベーカリーという名の文明の利器が存在していたことを。
少し前に冷蔵庫が突然ご臨終になったため、急きょヨドバシカメラで買い替えたばかりです。
その時、キャンペーンで多くのポイントをもらってました。
そのポイントを使い、ホームベーカリーを0円にて手に入れました。
Panasonic製のものは高かったので、
ツインバードのPY-E635Wという製品です。
数あるホームベーカリーの中でも最安価格帯のものですが、いきなりハイレベルなパンを焼きたいわけでもない私には十分でした。
- レシピどおりに材料を放り込んで
- どの種類のパンを焼きたいのか選んで(私はいつも「ソフトパン」)
- お好みの焼き目の濃さを選んで
- 焼き上がりを何時間後にするのかセットして
- あとはスタートボタン。
これだけで、ズボラな私でも美味しいふっくら焼き立てパンが焼けました。
- 強力粉:楽天のセール時にまとめ買い
- ドライイースト:楽天(以下略)
- バター:イオンの一番安いものを使用
- 牛乳(水+スキムミルクでもOK):イオン(略)
- 砂糖と塩
以上。あとは焼く時の電気代。全部含めてざっと単価を計算したところ、
一斤あたり約180~230円
という数字になりました。実際には楽天やWAONポイントが付くので、もうちょっと安く済んでる計算。
スーパーの特価価格には及ばないけど、定価とはほぼ同じ値段です。やった!
毎朝焼き立ての手作り食パンを食べられるという満足感を新たに手に入れつつ、パン代削減を実現しました。
さらに今は、私だけですが16時間ダイエットにチャレンジ中で、朝食は摂らないようにしているため、食費はさらに減っています。
16時間ダイエットについてはまだ始めたばかりなので、後日ちゃんとレポートしたいと思っています。
お酒のつまみ
ここからはサクサク行きます。
つまみは買わないことにした
ザ・シンプル。
ちょっと考えてみれば、お酒飲んでつまみに手を伸ばして、という生活を、長年ただ続けていただけでした。
本当に自分が食べたいものがあったわけではなく、先行するのはお酒。
平日であれば、「仕事終わった。酒飲むぞ」。
休日であれば、「今日は休みだ。酒飲むぞ」。
ダラダラ食べながら飲むのが習慣化していただけで、無くしたところで生活の満足度は大して変わらない気がしました。
本当にそうなのか。
しばらく試してみることにします。
つまみは買わない。食べたいものがある時は、「食事」として夕飯のおかずの一品とする。
そんなルールを決めました。
とは言え口寂しくなった時用に、お徳用サイズの柿ピー(小分けにされたもの)だけ引き出しの中にこっそり忍ばせてあります。
今のところ、たまにそれを1袋、2袋取り出してポリポリかじるだけで十分満足できています。
持ち帰り総菜
どういう時に総菜を買ってしまうのか改めて考えてみると、
ご飯を作るのが面倒くさい時
これに尽きます。残業したから、疲れたからなど、理由は違えど、
「帰ったらすぐにご飯が食べたい。でも帰ってもすぐに食べられるものがない」
じゃあ何か買って帰ろう。
ここまでがセットでした。
なら、「帰ったらすぐに食べられるもの」を常に置いておくようにすればいい
…すみません、当たり前すぎる結論で。
みんな分かってますよね。だからちゃんと食費を適性範囲で納められてるんですよね。
でも私たちは、そんなことすらできてなかったんです。
- インスタントラーメン
- レトルトカレー
- 吉野家の牛丼(冷凍)
カッコつけず、これらの時短食品を常備するようにしました。
特に吉野家の牛丼は、楽天セールの時にポイント半額還元とかバカみたいな(こら)セールを時々やってくれるのでオススメです。
お米は一食分ずつ冷凍したものが常に冷凍庫に入ってます。これは前からそう。
ただその量までは量ってなかったので、ついでの機会だと思い、「ごはん小盛一杯分150g」を正確に量ってから凍らせることにしました。慣れればまったく手間ではなかったです。
作り置きおかずも自然に作るようになった
持ち帰り総菜を買わなくて済むようになっただけで相当な進歩なので、それ以上はあえて自分にノルマを課してなかったんですが。
ここで嬉しい誤算が。
今までは、「帰ったらすぐに夕飯を作らなければいけない」みたいな思い込みがあり、逆に言うとそれができない時、やりたくない時は総菜に頼ってしまっていました。
ところが、すぐに食べられるものが常に置いてあるという「帰ってすぐに慌てて作らなくても大丈夫」という状態になると、逆に時間のある時に「今のうちに明日の夕飯のおかずを作っておくか」と思うようになったんですよ。
「料理はやりたい時にやれば良い」と思えると、自然に向き合えるようになってくる。
そして、ストレスなくキッチンに立てるようになりました。
そこで作っておいた作り置きは、何かおかずが一つほしい時などに気軽に取り出してすぐ食べられます。ますます総菜を買う必要がなくなりました。ザ・正のループ。
姉妹そろって、昼食に弁当を持っていくようになった
さらにさらにプラスの連鎖。
冷蔵庫に作り置きが常にあるおかげで、それを詰めるだけで良くなった結果。
お昼のお弁当を作ることもまったく苦ではなくなりました。
今まではそれぞれがコンビニなどで買うことが多かったんですが、ものすごい変化です。
これもかなり食費削減に効果的でした。
朝起きて、冷蔵庫にあるものを二人分のお弁当箱に詰めるだけなので、10分もかかりません。簡単に習慣化できました。
UBER EATS
これも持ち帰り総菜とまったく同じ理由。
「総菜を買って帰ることすら面倒くさい」時に頼んでしまってたので、さらに重症です。
でもこれも総菜同様、
「すぐ食べられるものの常備」、「作り置きおかず」があれば不要
いっきに頼む回数を減らすことができました。
今は、月に2、3回程度、「すぐ食べられるものはあるけど、あえて頼みたい時」に贅沢と割り切って頼むようにしています。
自分では作れないものを届けてもらえる楽しみがあるので。週末なんかが多いかな。
いろんなものが頼めて、たまには良いなぁと思っています。
お酒
つまみは減らし、ほぼゼロにすることができた。
最後はこいつです。
「飲酒」という「習慣」
こいつを退治しなければ。
まず、お酒を買い足すことをやめ、家中のアルコールが無くなるまで待ちました。
その後数日間、今まで当たり前のようにやっていた「帰ったら飲む」という習慣をやめてみました。
仕事が終わり、家に帰り、夕飯を作り、お風呂に入って寝る。その間のどこにもアルコールを入り込ませない。
意外にできました。翌日の体の軽さも、久々のむくんでいない顔も体感できました。
ただ、なかなかゼロにはできていません。今は3日に一度ぐらい飲まない日を作る「節酒」で過ごしています。
一回の酒量もずいぶん減ったけど、ワインをボトル一本空けてしまう日もあります。
VSお酒だけはまだ試合続行中。
いつかは勝利できるよう、あれこれ試していこうと思います。
で、結局食費はいくらになったの?
先月は、65,000円ほどでした
じゃーん、いっきに半額でーす!
……って言えない微妙なライン。まだまだ多いですね。
でも、確実に生活は整っていってます。
今月は、半月過ぎたところでまだたったの2万円なので、このまま行けばいよいよ
食費半減
も夢ではなさそう。
気が付いたことがあります
「試しにやってみる」ことの大切さ
「やめたい習慣」は、「試しにやめてみる」ことで、実は簡単にやめられたりします。
当たり前が当たり前ではなくなり、これまで当たり前じゃなかったものが、簡単にこれからの当たり前に取って代わることができます。
人間は、いかに思い込みや、意味のない習慣に支配されている生き物なのか
私たち姉妹は、どうして半世紀近くも気付けなかったんだ、という典型的にダメな例ですが、ここを読んでくださってる奇特な皆さんはどうなんでしょう。普通はもうとっくに気が付いてるもんなんでしょうか。
今日、今気が付くことができた方が一人でもいれば嬉しいと思います。
ただの「習慣」であれば、少し「違うことをしてみる」だけ
「やめたい」まで思っていなくても、「ちょっと別のことに時間を使いたい」とか、何かしら習慣を変えてみたい時、我々を反面教師に、ほんの少しだけ「今までと違う行動」をしてみてもらえれば、と思います。
今まで気付いてもいなかった「なんとなく」の繰り返しなことほど効果があります。
逆に、「これは悪い習慣だ」って自覚が強くあるとかえって手ごわいかも。
私の場合は、まずはお酒か。
姉は、お菓子を食べ始めたら止まらないことかな(笑)。
ぽんこつ姉妹の奮闘はまだまだ続きそうです。